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お知らせ(近刊情報)

 Photo: Sai photograph

 

津島佑子の言葉は、光であり、風であり、水であった。
それは人の世から無くならない。
私たちは、生きている限り、その恵みから離れられない。
―川村湊氏

 

津島さんは亡くなった今でも、
吹き荒れる言葉の暴力に、小説の言葉で戦い続けている。
その言葉を使うのは私たち読者の役割だ。
―星野智幸氏

 


ノーベル文学賞の有力な候補者であったともいわれる作家・津島佑子。家族の生死と遠い他者の生死とをリンクして捉え、人間の想像力の可能性を押し広げていったその著作は、全体が一つの壮大な「連作」を構成しています。

今回の「津島佑子コレクション」第Ⅰ期では、彼女の人生に大きな影響を与えた長男の死を主題にした「三部作」及び、その後の黄金期に書かれる代表作二作を並べました。津島作品は初めてという方にも、その根幹に流れるものを共有していただければ幸いです。

【四六判、仮フランス装、各巻320頁~、予価:本体各2800円~】

 


◉第一回配本……2017年6月予定
『悲しみについて』 解説:石原燃氏
夢の記録/泣き声/ジャッカ・ドフニ―夏の家/春夜/夢の体/悲しみについて/真昼へ

 

◉第二回配本……2017年9月予定
『夜の光に追われて』 解説:木村朗子氏
夜の光に追われて

 

◉第三回配本……2017年12月予定
『大いなる夢よ、光よ』 解説:堀江敏幸氏
光輝やく一点を/大いなる夢よ、光よ

 

◉第四回配本……2018年3月予定
『ナラ・レポート』 解説:星野智幸氏
ナラ・レポート/ヒグマの静かな海

 

◉第五回配本……2018年6月予定
『笑いオオカミ』 解説:柄谷行人氏
笑いオオカミ/犬と塀について

 

津島佑子

1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒。78年「寵児」で第17回女流文学賞、83年「黙市」で第10回川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で第38回読売文学賞、98年『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞、2005年『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞、第15回紫式部文学賞、12年『黄金の夢の歌』で第53回毎日芸術賞を受賞。2016年2月18日、逝去。

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