書評紙読書アンケート(『逃走の権利』『日本哲学原論序説』)
週刊読書人アンケート(2015年12月11日)、堀千晶さんのメッザードラ『逃走の権利』評。
「国家や資本によって包摂され制御されるだけではない、自律的な主体形成能力を「移民」のうちに見出すことで、シティズンシップを問い直しつづける視座を定立する、アクチュアルな運動の書物」
「図書新聞」アンケート(2015年12月19日)、佐藤泉さんの檜垣立哉『日本哲学原論序説』評。
「(著者は)西田幾多郎もドゥルーズもベルクソン読みだったのだから、その間に対話の場所が開けてくるのも自明の理、さらに本書はこの視座に和辻、九鬼、三木はもちろん廣松、坂部、大森らをも加え、「日本の哲学者」の再読を促す」