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会社情報(会社概要)

株式会社 人文書院

〒612-8447 京都市伏見区竹田西内畑町9

TEL 075-603-1344
FAX 075-603-1814

・電話での企画相談、業者セールスはすべてお断りしております。

・弊社書籍のカバー画像のご利用や、著作権法で認められた範囲での弊社刊行物からの引用についてはご連絡不要です。

・取材などで弊社刊行物の著者、訳者に連絡が取りたい方は、本サイト右上の「お問い合わせ」フォームからお願いします。担当者から返信いたします。

・郵送で企画の持ち込み相談を頂いた場合は、出版の可能性のある場合のみ一か月以内にご連絡します。原稿は返却いたしません。また、採否の問い合わせには対応いたしません。

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弊社は、創業(1922年、大正11年)以来、約100年にわたり京都において地道な出版活動を行ってきました。「人文書院」の命名は京都帝国大学医学部教授の今村新吉によるように、戦前は、心理学書を中心に文学書(国文)などを主に出版し、京都大学をはじめとする大学都市の地の利を生かした、文学・哲学・宗教関係など人文科学系の学術的、啓蒙的な書物を刊行していました。

戦後は、ギリシア悲劇・喜劇全集、ランボー全集、ボードレール全集、スタンダール全集、ゲーテ全集、ヘッセ著作集等、フランス、ドイツ文学の重要な作品を次々に刊行してきました。特に、戦後の文学・思想界で空前のブームを巻き起こしたサルトルやボーヴォワールの著作を、ほぼ一手に翻訳紹介したことによって、「サルトルの人文」といわれるほどの賞賛をえました。これらの刊行書籍が現在の弊社の出版に対する基本的なスタンスを形作るとともに、ヨーロッパ文化への新たな窓口を開き、わが国の読書界に新鮮な息吹を持ち込んだと自負しています。

現在、仏・独の哲学思想の紹介の他、フロイト著作集、ユング・コレクションをはじめとする心理学・精神医学などの翻訳書を一層充実させる一方で、宗教、歴史、民俗、人類学等の人文書の他、芸術、自然科学書にも視野を広げ、日本の著者による注目すべき作品・論考を意欲的に出版しています。また最近は、アクチュアルな問題意識を持った社会学書にも関心の領域をひろげています。

東京出版文化圏の渦から少し身を離して、日本有数の文化都市であり学術都市である京都の洛南伏見の地にて、小規模、精鋭人員に徹して知への確かなセンスを磨き、これからも、日本文化への鮮烈な情報発信者として在りつづけたく願っています。

代表取締役社長 渡辺博史

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