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都市が壊れるとき

郊外の危機に対応できるのはどのような政治か

都市が壊れるとき

2005年におけるパリ暴動後に書かれた、フランス社会学の泰斗による迫真の分析。

著者 ジャック ドンズロ
宇城 輝人
ジャンル 社会 > 社会問題
出版年月日 2012/04/10
ISBN 9784409230480
判型・ページ数 4-6・236ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

まえがき――あぶれからくずへ

序章

第一章 都市問題――都市を分離する論理の出現
 社会問題か、都市問題か/十九世紀の都市――社会的悲劇の舞台
 社会的なもののふたつの顔――個人の保護と社会の防衛
 社会住宅――個人の保護と社会の防衛の総合
 大規模住宅団地――反都市/棄て置き
 外郊外化/ジェントリフィケーション/壊れる都市

第二章 都市に対処する政策――社会的混合の名における遠隔作用による住居対策
 都市政策の内容、哲学、方式/住民、媒介者、住居
 社会的混合という理想/なぜ混合なのか
 都市のための解決の切り札か/社会的混合について語られざること
 遠隔作用のほうへ/過渡期――契約の時代
 契約から「指数による統治」へ /「遠隔作用」のほうへ

第三章 都市を擁護する政策――移動性を促し、居住者の実現能力を高め、都市を結集するために
 混合を課すより移動性を促すこと/居住者たちの実現能力を高めること
 都市を民主化するために再結集すること

結論――都市の精神

訳者解説 有機的連帯から都市の精神へ
翻訳対応表/年表(フランスにおける郊外暴動と都市政策略史)/人名索引

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内容説明

街を揺るがした、「くず」どもの怒りの理由は何か――2005年におけるパリの暴動後に書かれた、フランス社会学の泰斗による迫真の分析。

貧困、人種、民族によってフランスの都市は、もはや共和主義の理念とは程遠いまでに分断されている。郊外に貧困と暴力とともに取り残される若者、田園地帯の新興住宅地に逃げ込む中産階級、官と民により再開発される都心…。この分断を乗り越え、もう一度都市を作り直すことはいかにして可能か。本書は、フランス都市政策の挫折の歴史をふまえ、その困難な道を指し示す、フランス社会学の泰斗による迫真の分析である。それは、経済格差の拡大と貧困、都市および地域コミュニティの荒廃、そして移民労働者の受け入れに揺れる日本社会にとっても、有益なものとなるだろう。

まえがき(PDF)→

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