ホーム > 「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー
目次
はじめに
第Ⅰ部 悲哀のカタルシス
第一章 「祈念」メディアと「真正さ」の変容――ひめゆりの塔・ツーリズム・資料館(高井昌吏)
一 「ひめゆり」というモニュメント・祈念館
二 沖縄観光と「ひめゆりの塔」の変容
三 ミュージアム化――「記憶」「記録」「展示」の錯綜
四 「ひめゆり祈念館」の建設と「おごそかさ」をめぐる攻防
四 ひめゆりの行方
第二章 「二十四の瞳」と越境する〈銃後の記憶〉――小説・映画・テーマパークの表象をめぐって(村瀬敬子)
一 反戦映画/国民的映画としての「二十四の瞳」
二 〈癒し〉としての壺井栄と小豆島
三 反戦メッセージの希薄化
四 〈銃後の記憶〉と「二十四の瞳映画村」
第三章 戦争児童文学が語るもの/語らないもの――『ガラスのうさぎ』を中心として(石田あゆう)
一 戦争をどこまで子ども教えるか
二 母と子の戦争物語
三 児童書から何を学ぶのか
四 アニメ化される戦争体験
五 「ガラスのうさぎ」が語るもの
第四章 『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶――原作マンガと映画化作品の比較を通して(山本昭宏)
一 現代における被爆の記憶
二 マンガ『夕凪の街 桜の国』の「さりげなさ」
三 映画「夕凪の街 桜の国」の「リアリティ」
四 マンガから映画へ、メディアの移行にみる継承と断絶
第Ⅱ部 ヒロイズムへの共感
第五章 少女マンガにおける敵の表象――装置としての戦争と美によるミリタリー・カルチャー(谷本奈穂)
一 ポピュラーカルチャーにおける好戦と反戦
二 作品のピックアップ――ジャンル論として
三 少女マンガが描いてきた世界
四 絶対悪としての敵
五 不在の、あるいは両義的な敵
六 愛される敵
七 装置としての戦争、美によるミリタリー・カルチャー
第六章 プラモデルと戦争の「知」――「死の不在」とかっこよさ(坂田謙司)
一 戦争の「知」の自明性を問い直す
二 プラモデルと戦争
三 ボックスアートと製品解説
四 メディアの交差
五 プラモデルと戦争の「知」獲得のメカニズム
第七章 「戦艦大和」と特撮愛──テクノロジーへの高揚感(山里裕一)
一 戦後六○年目の戦艦大和ブームと愛着
二 「戦艦大和」で集客する特撮
三 「戦艦大和」を再現する模型
四 「戦艦大和」を魅せる空間
第八章 「軍神・山本五十六」の変容――映画『太平洋の鷲』から雑誌『プレジデント』まで(福間良明)
一 「軍神」というアジェンダ
二 教養としての「連合艦隊」
三 「軍神」の蘇生と正典化
索引(人名・事項)/執筆者紹介
第Ⅰ部 悲哀のカタルシス
第一章 「祈念」メディアと「真正さ」の変容――ひめゆりの塔・ツーリズム・資料館(高井昌吏)
一 「ひめゆり」というモニュメント・祈念館
二 沖縄観光と「ひめゆりの塔」の変容
三 ミュージアム化――「記憶」「記録」「展示」の錯綜
四 「ひめゆり祈念館」の建設と「おごそかさ」をめぐる攻防
四 ひめゆりの行方
第二章 「二十四の瞳」と越境する〈銃後の記憶〉――小説・映画・テーマパークの表象をめぐって(村瀬敬子)
一 反戦映画/国民的映画としての「二十四の瞳」
二 〈癒し〉としての壺井栄と小豆島
三 反戦メッセージの希薄化
四 〈銃後の記憶〉と「二十四の瞳映画村」
第三章 戦争児童文学が語るもの/語らないもの――『ガラスのうさぎ』を中心として(石田あゆう)
一 戦争をどこまで子ども教えるか
二 母と子の戦争物語
三 児童書から何を学ぶのか
四 アニメ化される戦争体験
五 「ガラスのうさぎ」が語るもの
第四章 『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶――原作マンガと映画化作品の比較を通して(山本昭宏)
一 現代における被爆の記憶
二 マンガ『夕凪の街 桜の国』の「さりげなさ」
三 映画「夕凪の街 桜の国」の「リアリティ」
四 マンガから映画へ、メディアの移行にみる継承と断絶
第Ⅱ部 ヒロイズムへの共感
第五章 少女マンガにおける敵の表象――装置としての戦争と美によるミリタリー・カルチャー(谷本奈穂)
一 ポピュラーカルチャーにおける好戦と反戦
二 作品のピックアップ――ジャンル論として
三 少女マンガが描いてきた世界
四 絶対悪としての敵
五 不在の、あるいは両義的な敵
六 愛される敵
七 装置としての戦争、美によるミリタリー・カルチャー
第六章 プラモデルと戦争の「知」――「死の不在」とかっこよさ(坂田謙司)
一 戦争の「知」の自明性を問い直す
二 プラモデルと戦争
三 ボックスアートと製品解説
四 メディアの交差
五 プラモデルと戦争の「知」獲得のメカニズム
第七章 「戦艦大和」と特撮愛──テクノロジーへの高揚感(山里裕一)
一 戦後六○年目の戦艦大和ブームと愛着
二 「戦艦大和」で集客する特撮
三 「戦艦大和」を再現する模型
四 「戦艦大和」を魅せる空間
第八章 「軍神・山本五十六」の変容――映画『太平洋の鷲』から雑誌『プレジデント』まで(福間良明)
一 「軍神」というアジェンダ
二 教養としての「連合艦隊」
三 「軍神」の蘇生と正典化
索引(人名・事項)/執筆者紹介
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