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「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー

メディア/ジェンダー/ツーリズム

「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー

交錯する反戦の願いと、戦いへの憧れ――戦後の大衆文化において、戦争はどのように表象され、消費されてきたのか。

著者 高井 昌吏
ジャンル 思想 > 日本思想
社会
出版年月日 2011/08/10
ISBN 9784409240915
判型・ページ数 4-6
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第Ⅰ部 悲哀のカタルシス

第一章 「祈念」メディアと「真正さ」の変容――ひめゆりの塔・ツーリズム・資料館(高井昌吏)
 一 「ひめゆり」というモニュメント・祈念館
 二 沖縄観光と「ひめゆりの塔」の変容
 三 ミュージアム化――「記憶」「記録」「展示」の錯綜
 四 「ひめゆり祈念館」の建設と「おごそかさ」をめぐる攻防
 四 ひめゆりの行方

第二章 「二十四の瞳」と越境する〈銃後の記憶〉――小説・映画・テーマパークの表象をめぐって(村瀬敬子)
 一 反戦映画/国民的映画としての「二十四の瞳」
 二 〈癒し〉としての壺井栄と小豆島
 三 反戦メッセージの希薄化
 四 〈銃後の記憶〉と「二十四の瞳映画村」

第三章 戦争児童文学が語るもの/語らないもの――『ガラスのうさぎ』を中心として(石田あゆう)
 一 戦争をどこまで子ども教えるか
 二 母と子の戦争物語
 三 児童書から何を学ぶのか
 四 アニメ化される戦争体験
 五 「ガラスのうさぎ」が語るもの

第四章 『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶――原作マンガと映画化作品の比較を通して(山本昭宏)
 一 現代における被爆の記憶
 二 マンガ『夕凪の街 桜の国』の「さりげなさ」
 三 映画「夕凪の街 桜の国」の「リアリティ」
 四 マンガから映画へ、メディアの移行にみる継承と断絶

第Ⅱ部 ヒロイズムへの共感

第五章 少女マンガにおける敵の表象――装置としての戦争と美によるミリタリー・カルチャー(谷本奈穂)
 一 ポピュラーカルチャーにおける好戦と反戦
 二 作品のピックアップ――ジャンル論として
 三 少女マンガが描いてきた世界
 四 絶対悪としての敵
 五 不在の、あるいは両義的な敵
 六 愛される敵
 七 装置としての戦争、美によるミリタリー・カルチャー

第六章 プラモデルと戦争の「知」――「死の不在」とかっこよさ(坂田謙司)
 一 戦争の「知」の自明性を問い直す
 二 プラモデルと戦争
 三 ボックスアートと製品解説
 四 メディアの交差
 五 プラモデルと戦争の「知」獲得のメカニズム

第七章 「戦艦大和」と特撮愛──テクノロジーへの高揚感(山里裕一)
 一 戦後六○年目の戦艦大和ブームと愛着
 二 「戦艦大和」で集客する特撮
 三 「戦艦大和」を再現する模型
 四 「戦艦大和」を魅せる空間
 
第八章 「軍神・山本五十六」の変容――映画『太平洋の鷲』から雑誌『プレジデント』まで(福間良明)
 一 「軍神」というアジェンダ
 二 教養としての「連合艦隊」
 三 「軍神」の蘇生と正典化

索引(人名・事項)/執筆者紹介

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