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脳のエシックス

脳神経倫理学入門

脳のエシックス

脳と医療科学技術をめぐる倫理のあり方とは何か。多様なトピックから脳神経倫理学(ニューロエシックス)の輪郭を描き出す。

著者 美馬 達哉
ジャンル 思想 > 日本思想
出版年月日 2010/12/17
ISBN 9784409041017
判型・ページ数 4-6・250ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章 脳を異化するために
 ニューロエシックスという問題
 暴走トロリーの倫理学
 ファットマン/イエスマン/ノーマン
第1章 ニューロエシックス入門
 ニューロエシックスとは何か
 ニューロエシックスの方法
 強いニューロエシックスと弱いニューロエシックス
 ニューロエシックスの諸問題
第2章 脳ドーピングの時代
 ノーベル賞とオリンピック
 エンハンスメントをめぐる議論
 抗うつ剤「プロザック」の盛衰
 アルジャーノンを読む
第3章 脳の地図
 脳科学の民族誌
 PETをめぐる複数の視線
 方法としての地図
 地図の権力
 脳という私――「神経化学的自己」
第4章「植物状態」とミニマルな意識
 ベッドサイドのニューロエシックス
 ロックトインと植物状態と昏睡
 尊厳死をめぐって
 見出された「意識」
 最小意識状態(MCS)の発見
第5章 サイボーグ学とブレインマシンインターフェース
 サイボーグ・フィクション
 サイボーグの淵源
 デカルト対サイボーグ
 ブレインマシンインターフェース(BMI)
 BMIとは何か
 BMIの歴史と展望
 BMIがもたらす諸問題
 いかなる能力がマシンによってエンハンスされるのか
第6章 可塑性とその分身
 可塑性(プラスティシテ)の哲学
 脳という機械
 柔軟性(フレキシビリテ)を爆破せよ
 メタ可塑性――可塑性のリミットとしての
 可塑性とその不満
第7章 隠喩としての脳
 ジャパニーズブレイン
 日本人の構築と人種主義
 黄色いサルから一二歳の子供へ
 日本/脳/米国
第8章 ミラーニューロンのレッスン
 隠喩としてのミラー
 ミラーニューロンとは
 他者理解と社会脳
 模倣の社会としての現代
 ミラーニューロンを超えて

コラム 脳科学神話を称えて

あとがきにかえて――死・臓器移植・法

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内容説明

進展めざましい脳科学の分野では現在、脳と医療科学技術をめぐる倫理のあり方が問われている。歴史の浅い議論ながら、急速な技術発展とともに、その問いの圏域は拡大し、世界的に緊急のテーマとなっている。本書は、多様なトピックから脳神経倫理学(ニューロエシックス)の輪郭を描き出す入門書であると同時に、ラディカルな批判書である。

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