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女哲学者テレーズ

女哲学者テレーズ

淫らさを何一つ漏らさない描写をあなたはお望みなのですか?---人は趣味によって逸楽を好み、理性によって哲学を愛する

著者 関谷 一彦
作者 不詳  
ジャンル 文学 > 海外文学・文芸評論 > 海外文学フィクション
出版年月日 2010/12/06
ISBN 9784409130322
判型・ページ数 4-6・230ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第一部
エラディスはディラグ神父の鞭を受け入れるために尻を剥き出しにする
神への愛と肉体の快楽という彼女の心を乱す二つの情念についてのテレーズの考察
テレーズは女であることを示す部分を濡らすことで幸福な発見をする
テレーズは神父の禁止を忘れて一線を超えて処女を失う
テレーズは母とパリに向かう、母はパリで苦悩に打ちひしがれて死ぬ

第二部
男爵夫人の三番目の妹の恋人が衰えた精力を回復させるためにボワ=ロリエ夫人にとらせた奇妙な姿態
快楽と幸福の定義、それらはともに器官の構造と感覚に依存している
人は幸福に生きるためには他者の幸福に貢献できるように注意を払わなければならない、誠実な人間にならなければならない
自愛心に関する証明、自愛心こそが人生のすべての活動を決める
自由に行動したり考えたりする魂が存在しえないことの証明
ボワ=ロリエ夫人と乱交パーティを行なった三人のカプチン会修道僧の出来事
精神とは何かということについての考察
テレーズが書いた本に込められた原則が人類の幸福に貢献するはずであることを証明するための彼女の興味深い考察
/ほか

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内容説明

18世紀フランス反逆と猥褻の書

「淫楽と不敬虔を巧みに結び付けている唯一独自な作品」としてサドに影響を与えた本書は、過激な性描写があるとはいえただのポルノ小説ではなく、当時の哲学的思想を反映した宗教、政治への批判的な側面をもつ「リベルタン小説」である。哲学議論を重ねながら、性の秘密を知り官能の頂点へと導かれながら、成長を遂げるヒロイン、テレーズ。性描写と哲学的議論が交互にあらわれ、快楽と理性が共存して描かれた18世紀のベストセラーであり、澁澤龍彦の著作等でも知られる。挿絵21葉および詳細な作品解説を付す。

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