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表象の傷

第一次世界大戦からみるフランス文学史

表象の傷

大戦前後に起こった芸術上の転回とはいかなるものだったのか?戦時中の文学状況を「戦争文化」という概念を手がかりに考察する

著者 久保 昭博
ジャンル 文学 > 海外文学・文芸評論 > 海外文学評論
歴史
シリーズ レクチャー 第一次世界大戦を考える
出版年月日 2011/03/20
ISBN 9784409511152
判型・ページ数 4-6・168ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第1章 戦争への期待─大戦前夜の文学状況から
1 美しき戦争─アガトン「今日の若者たち」
2 戦争としての芸術─アポリネール、マリネッティ、カニュード

第2章 総動員体制下の文学
1 祖国に奉仕する知識人
2 社会主義作家の参戦─ジャン=リシャール・ブロックの場合
3 戦争に抗する─ロマン・ロランとアラン

第3章 戦争を書く─アンリ・バルビュス『砲火』をめぐって
1 ポワリュ
2 さらされる死体
3 泥土と水
4 口語・俗語文体
5 言語の戦争

第4章 モダニズムの試練
1 逆風から戦時協力へ
2 「新精神」と古典主義
3 スペクタクルとしての戦争─戦争詩(一)
4 幻滅・喪失・断絶─戦争詩(二)
5 現実を拒否する詩----チューリッヒのダダ

第5章 文学の動員解除
1 精神と知性をめぐる闘争
2 証言から内面性へ─戦争文学の展開
3 純粋な芸術ー『新フランス評論』
4 動員解除のための動員─パリのダダ

第6章 言語の不信─ブリス・パラン『人間の悲惨についての試論』をめぐって
1 一九三〇年代の戦争論
2 言語不信の時代
3 沈黙と言語のアポリア

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内容説明

 

「戦争文化」は文学に何をもたらしたのか?

ベル・エポックから狂乱の時代へ。

豊穣な文学の開花とそれを突然断ち切った大戦。

大戦前後に起こった芸術上の転回とはいかなるものだったのか?

戦時中の文学状況を「戦争文化」という概念を手がかりに考察する。

 

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