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「クラシック音楽」はいつ終わったのか?

音楽史における第一次世界大戦の前後

「クラシック音楽」はいつ終わったのか?

前衛芸術、録音メディアの登場、ジャズの熱狂、音楽の国有化――音楽史の切断面への試論。

著者 岡田 暁生
ジャンル 歴史
美術・芸術 > 音楽
シリーズ レクチャー 第一次世界大戦を考える
出版年月日 2010/09/20
ISBN 9784409511107
判型・ページ数 4-6・147ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第1章 戦争の「前」と「後」 ――音楽史の亀裂としての第一次世界大戦
1 アヴァンギャルドの誕生
2 アメリカ・ポピュラー音楽の勃興
3 録音時代の時代
4 音楽における国際主義
5 国有化される音楽?

第2章 モダニズムからアヴァンギャルドへ ――大戦勃発前に起きたこと
1 戦争の予感
2 戦場となる演奏会場
3 シェーンベルクと不協和音の解放
4 ストラヴィンスキーとリズムの解放
5 未来派とノイズの解放

第3章 熱狂・無関心・沈潜 ――戦中の音楽状況
1 「精神の戦い」としての第一次世界大戦
2 総動員体制の中の音楽?
3 世代交代期としての第一次世界大戦
4 出兵した作曲家たち
5 亡命者たちの音楽
6 内なる戦争体験

第4章 社会の中の音楽 ――パウル・ベッカー『ドイツの音楽生活』をめぐって
1 音楽は社会が作る
2 音楽における資本主義への批判
3 音楽社会学テーゼの反転----ベッカーからアドルノへ
4 最後の啓蒙主義者としてのベッカー?
5 音楽を通した国際的融和の希求
6 戦争がもたらしたもの

第5章 音楽史における第一次世界大戦とは何だったのか ――戦間期における回顧から
1 一九二〇年代の音楽と新古典主義
2 ハインリッヒ・ベッセラー「音楽聴取の根本問題」と戦前音楽文化への批判
3 ベッセラーと「行動する音楽」の美学
4 ベッセラーの思想とユーゲント運動

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内容説明

芸術表現につきつけられたアポリア

落日しつつある西洋社会の閉塞感のなかに胚胎し、続く大戦経験がもたらした表現とは? 前衛芸術、録音メディアの登場、ジャズの熱狂、音楽の国有化----音楽史の切断面への試論。

 

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