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吉野裕子全集 3

吉野裕子全集 3

伊勢神宮祭祀・大嘗祭への大胆な解釈。吉野民俗学の原点を示す独創研究!

著者 吉野 裕子
ジャンル 民俗 > 吉野裕子著作
シリーズ 吉野裕子全集
出版年月日 2007/04/01
ISBN 9784409549902
判型・ページ数 A5・384ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

陰陽五行思想からみた日本の祭


序 説:一 陰陽五行と天武朝/二 日本の祭の原理としての陰陽五行/三 「子ね」の把握

第一章 陰陽五行と古代日本:第一節 日本古代信仰  一 は じ め に  二 「クラ」と「カマ」  三 穴 の 重 視  四 天・地・人各象の捉え方  五 古代日本人における神=蛇  六 神迎えにおけるこもり  七 中央の「穴」  八 古代日本人が描く世界像(世界像その一)――東・中・西の三極  九 東西軸上にある神界と人間界  十 国土の中に持ち込まれる神界と人間界(世界像その二)  十一 現世と幽世を分つ出雲  十二 政治的中央――都  十三 村 と 家  十四 古代日本人の画く現世生活像――中なか今いま  十五 お わ り に/第二節 陰陽五行思想の概要  一 陰陽五行思想の渡来  二 太一陰陽五行思想  三 陰 陽 二 元  四 五 行  五 十 二 支  六 三さん 合ごう の 理  七 『易』概要  八 お わ り に/第三節 陰陽五行と日本神話  Ⅰ タケミナカタ神話の成立:一 諏訪神社と諏訪湖  二 天武天皇の信濃志向  三 諏訪と出雲出自の国津神  四 オホナムチ神話と中国神話  五 タケミナカタ神話と中国神話  六 史実と神話/Ⅱ 伊勢・伊勢津彦・信濃:一 国譲り神話(出雲)と皇祖神鎮祭(伊勢)  二 鹿島・出雲と伊勢・大和  三 皇室専用神界としての伊勢  四 国津神・伊勢津彦の行方/Ⅲ ホムツワケ皇子説話  一 唖の皇子と出雲  二 五行配当における「言語」  三 ホムツワケ説話の分析/第四節 五徳終始説と白鳳期の皇位継承  一 五徳終始説について  二 五徳終始説本朝受入れの可能性  三 孝徳天皇「水徳」の推理  四 天智天皇「木徳」の推理  五 天武天皇「火徳」の推理  六 持統天皇「土徳」の推理  七 皇極・斉明天皇の諡号  八 お わ り に

第二章 陰陽五行と伊勢神宮の祭および大嘗祭:第一節 伊勢神宮の秘神・太一と北斗  一 は じ め に  二 天照大神と太一  三 伊勢神宮伝承の秘文  四 中国および日本における北斗  五 北極星(太一)と北斗  六 外宮鎮座伝承  七 外宮鎮座の推理  八 神嘗祭の日取り  九 由貴ゆきの大おお御み饌け  十 外宮に伝承される五節舞/第二節 荒祭宮考   一 荒祭宮について  二 私見アラマツリノ宮  三 正宮御敷地しょうきゅうみしきち――荒祭宮に関連して/第三節 伊勢神宮の祭と星座(その一)――神嘗祭・二季月次祭・祈年祭と北斗  一 は じ め に  二 伊勢神宮の祭と星座  三 地上に描かれる天上の星座――伊勢神宮の祭  四 太玉串について  五 斎 宮 考/第四節 伊勢神宮の祭と星座(その二)――神衣祭と南斗  一 神衣祭の謎  二 中国古典にみる南斗  三 神 衣 祭  四 南 斗  五 天武天皇の火徳/第五節 伊勢神宮の祭祀構造  一 伊勢神宮の祭祀構造  二 神楽歌と南斗北斗(瓠形)  三 ユキ・スキ/第六節 伊勢神宮の祭屋構造  一 伊勢神宮の祭屋構造  二 内宮・外宮の三合構相  三 輸 芒  第七節 伊勢神宮の謎をとく/第八節 嘗 祭  一 大嘗祭の定義およびその概略  二 御 禊  三 践祚大嘗祭  四 陰陽五行導入による大嘗祭の新たな原理

第三章 陰陽五行と諸社寺神事および沖縄の祭:第一節 北斗を祀る諸社の祭  一 は じ め に  二 由 岐 神 社  三 車 折 神 社  四 野 宮 神 社/第二節 陰陽五行と諏訪神社の祭  一 諏訪湖と諏訪神社  二 宮坂光昭資料による諏訪神事概要  三 タケミナカタノ神本質の推理  四 諏訪神社上社の祭  五 諏訪神社下社の祭  六 御柱祭(上下両社共通の祭)  七 宝殿の造営  八 風神・武神・狩猟神としての諏訪神/第三節 陰陽五行と諸社寺の祭  一 能登気多大社の鵜祭  二 奈良東大寺のお水取  三 正月子日の行事  四 補陀洛渡海/第四節 陰陽五行と沖縄の祭  一 沖縄宮古島砂川うるかの津波よけ神事  二 池間島・大主御嶽の伝承  三 井戸と竜宮  四 海うん 神じゃみ 祭

第四章 陰陽五行と日本歳時習俗:第一節 陰陽五行と迎春呪術  一 古代中国人の四季推移に対する意識  二 犬 の 磔はりつけ  三 蟹 の 串 刺  四 犬の磔と蟹の串刺の比較  五 日本における迎春呪術の種々相  六 む す び/第二節 陰陽五行と風祭呪術  一 風祭呪術資料  二 諏訪の風祭と風祝  三 風祝呪術の特殊性  四 風 封 じ  五 風 送 り/第三節 十二山神考  一 山の神=「猪」  二 歳時習俗におけるイノカミ  三 山 の 神  四 田 の 神  五 サ ノ ボ リ   六 作神としての亥いの子こ神がみ・山の神・田の神  七 作神輪廻の原理  八 十二山の神/第四節 亥子突き  は じ め に  二 「亥子突き」資料  三 亥子突きの特質  四 亥子突きの実相  五 亥子突きの考察  結 語

本書所収論考初出発表誌・書目一覧表索 引

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内容説明

本巻収録の『陰陽五行思想からみた日本の祭』(1978年)は出世作の『扇』『祭の原理』『日本古代呪術』等の著作の必然的な発展として、日本神話、伊勢神宮祭祀、北斗信仰、沖縄の祭など、数々の祭や歳時習俗と易・陰陽五行との密接なかかわりを初めて体系的に論じ、学界に衝撃を与えた類ない研究で、著者の学位論文としてまとめられたものである。

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