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ポスト・ユートピアの人類学

ポスト・ユートピアの人類学

失望や幻滅、皮肉をもって論じるのではなく、複雑で割り切れない現実の人間に肉薄することで「ユートピア」の現実批判力を探る

著者 石塚 道子
田沼 幸子
富山 一郎
ジャンル 人類学
出版年月日 2008/02/01
ISBN 9784409530351
判型・ページ数 A5・413ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

Ⅰ 「私たち」を求めて
ユートピアの重さ、ポスト・ユートピアの心地よさ  春日直樹/教育に託した開発・発展への夢――内戦、離散とスーダンのパリ人  栗本英世/地に呪われたる者は起ち上がったのか――マルティニクの植民地解放プロジェクト  石塚道子

Ⅱ 夢は「回帰」するのか
動員と連帯の跡地にて――自主管理時代のベトナム村落における統治のモラルの語りかた  加藤敦典/市民社会を生きる人びと――フランス・マグレブ系 移民の場合  植村清加/センセーショナリズムへの冷笑――移行の言説としての韓国「民主化」と元労働運動家の懐古  太田心平/ナショナリズムの歌い方――マレーシアの愛国歌(lagu patriotik) の時間  上田 達

Ⅲ いま、ここにない希望
夢と憫察――中国革命のなかの「新女性」  佐々木一惠/YUMA-CUBA ここではないどこか、私ではない誰か  田沼幸子/「革命芸術」の齟齬――ニカラグア壁画運動のたどった途(みち)  佐々木祐/ずれた未来を垣間見る――フランスにおける「組み込み」 政策の周辺で  中川 理

Ⅳ かえりみれば
〈アイロニー〉の翻訳――ポスト・ユートピアが人類学に教えること  大杉高司/ユートピアたち――具体に差し戻すということ   冨山一郎

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内容説明

革命・解放・平和・文明・開発・富――人類の理想郷としてのユートピアをめざすことができるという物語が説得力を失った今もなお、ユートピア的な希望を捨て去ることなく生きる人びとや運動に、人類学者として向き合う。失望や幻滅、皮肉をもって論じるのではなく、複雑で割り切れない現実の人間に肉薄することで「ユートピア」の現実批判力を探る新しい試み。

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