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大和の古墳 II

大和の考古学 3

大和の古墳 II

棺や槨、埴輪や葺石、また土器や武器・武具、石製品や装身具、古墳をかたちづくる施設や副葬品をまとめる

著者 河上 邦彦
ジャンル 歴史 > 日本史
シリーズ 新近畿日本叢書
出版年月日 2006/01/01
ISBN 9784409520420
判型・ページ数 A4・224ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序  奈良県立橿原考古学研究所所長 樋口隆康

Ⅰ 総論  大和の古墳概要 前期・前期後半~中期・後期  河上邦彦

Ⅱ 棺と槨
1 棺と槨:棺と槨・墓/竪穴式石室の成立/竪穴式石室の発達/石棺の出現/槨から室へ  岡林孝作/2 横穴式石室と家形石棺:横穴式石室の導入/横 口式石槨の盛行と終焉   河上邦彦

Ⅲ 埴輪
1 埴輪――古墳のなかの埴輪配列の変遷:はじめに/埴輪配列の変遷/埴輪配列の画期  千賀 久/2 木の埴輪:はじめに/埴輪的使用の木製品と立柱/葬祭で使用された木製品/まとめ  西藤清秀

Ⅳ 副葬品
1 副葬品出土状況の類型:はじめに/第Ⅰ段階の様相/第Ⅱ段階(布留2式期)の様相/第Ⅲ段階の様相/五世紀以降の様相/六世紀以降の様相/まとめ  寺沢知子/2 土器 土師器:土師器で古墳の時期が決定できるか/土師器の編年/初期古墳出土の土師器/前期古墳出土の土師器/中期古墳出土の土師器/後期古墳出土の土師器/まとめ  米田敏幸  須恵器:韓半島将来の陶質時/古墳出土の初期須恵器/五世紀代の搬入/搬入ルートの解明/須恵器もよつ古墳築造時期の決定  木之下 亘  陶質土器:はじめに―陶質土器とは/古墳出土の陶質土器の事例/陶質土器の類例/陶質土器を入手できた人物  竹谷俊夫  土製品:はじめに/ミニチュア炊飯具/墳丘から出土する土製品  卜部行弘/3 武器・武具:武器の木質/古墳副葬品としての武器組成の出現―大和からの変化―/新興勢力の台頭―大和の武器組成の変化―/定型化した甲冑の出現―大和の劣勢―/大和の復権―ふたつの飾られた大刀―/まとめ  田中晋作/4 農工具:はじめに/副葬の変遷/各器種の変遷  卜部行弘/5 馬具:はじめに/初期の馬具/飾り馬具の変遷/「新羅系」の飾り馬具/奈良県出土の馬具の特徴  千賀 久/6 腕輪形石製品:腕輪形石製品の位置付け/研究の経緯/石材の産地と生産地・消費地/副葬形態とその意義/奈良県出土の腕輪形石製品  米川仁一/7 石製模造品:奈良県下の出土/石製模造品の変遷  木之下亘/8 装身具:はじめに/頭部の飾り/体部の飾り/手・碗部の飾り/脚・足部の飾り  松本百合子/9 奈良県の古鏡:初期古墳出土鏡/前期古墳の鏡/中期古墳の鏡/後期古墳の鏡  樋口隆康

Ⅴ 特論
1 大型鏡について:中国の大型鏡/日本の大鏡/大型鏡の出土状況から見た分類/大型鏡の存在する古墳と時期/文献に見える大鏡の咫尺  河上邦彦/2 下池山古墳出土の蚕形勾玉について  布目順郎

巻頭カラー頁「写真で見る古墳の施設とその副葬品」目次
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編者・執筆者略歴

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内容説明

第2回配本は第二巻『大和の古墳 Ⅰ』に続く第三巻『大和の古墳 Ⅱ』 棺や槨、埴輪や葺石、また土器や武器・武具、石製品や装身具など、古墳をかたちづくる施設や副葬品についての最新の知見を、研究最前線の執筆陣でまとめる。精選されたカラー写真をA4判48頁にわたって収録。

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