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反・キリスト

黙示録の時代

反・キリスト

ローマ、ユダヤ、キリスト教。壮絶なる戦いと、新たなる時代の幕開け。

著者 E・ルナン
忽那 錦吾
ジャンル 宗教 > キリスト教
出版年月日 2006/12/01
ISBN 9784409420232
判型・ページ数 4-6・368ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第一章 ローマにおける囚人パウロ:ネロ登場のローマ  ポンポニア・グラエキナ  獄中から伝道する  ローマの教会  ユダヤ・キリスト教徒たちの横車  夢を実現したパウロ  フィリピへの手紙、
第二章 ローマにおけるペテロ:パウロとペテロの協調  “世紀の至福”にケチを付けるのか  迫害の幕開け  お上に逆らわぬ主義  なぜキリスト教徒が?
第三章 ユダヤの教会、ヤコブの死:ヤコブの手紙  タルムードに描かれた聖職者の堕落  貧は聖の同意語  罪の告白  イエス伝説に加えられた冥府の期間  イエルサレム教会による布教  暗雲たちこめるオリエント  虐殺されたヤコブ  不気味な兆候
第四章 パウロ最後の活動:ロゴスの理念の芽生え  パウロ思想の偏移  パウロ最後期の思想のレジュメ  イエスの抽象化  イエスの神性を認める  コロサイの町、グノーシス派の開花  エフェソの信徒への手紙について  イエスの勝利はパウロの死  書簡文学の傑作『フィレモンへの手紙』  弟子に去られる  懐疑を知らないパウロはもっと遠くへ
第五章 迫りくる危機:静かな嵐の前  感動的なペテロの手紙
第六章 ローマの大火:ロマンティストに毒されたネロ  観客殺しもやる大根役者  大衆は見世物に夢中  ポッペア  ネロを弁護すれば  “宇宙の祭典”に一役  ローマの放火犯
第七章 ネロの美学――クリスチャンを殺せ:ユダヤ人の憎しみが影に?  処刑を哄笑し拍手して見物する庶民  殉教者の美を発見  信仰のために受けた苦しみの快感  はからずも美の創始者となる
第八章 ペテロとパウロの死:ある憶測だが
第九章 危機の直後:エフェソに脱出  エフェソでの内紛とバルナバ  『ヘブライ人への手紙』の内容  福音書から逸脱する神学
第十章 ユダヤにおける革命:神に病む民族の痙攣  ユダヤ人迫害の元には  ジュダイズムが越えられない溝  “ここから出よう!”の声  対ローマ臨戦態勢  緒戦、ローマ軍の敗退
第十一章 シリア、エジプトにおける虐殺:ユダヤ人に対する反感の豊かな実り  ユダヤ人たちが残虐な報復に出る  両極端を併せ持つユダヤ民族  奪還作戦始まる  失敗
第十二章 ガリラヤにおけるヴェスパシアヌス――恐怖のイエルサレム、キリスト教徒の脱出:戦争の前夜  高配したイエスの出生地  革命軍とごろつきの支配  “イエスは仇を打ってもらった”  熱心党のテロ
第十三章  ネロの死:ネロに火急の知らせ  軍の離反  着の身着のままの脱出  ネロの文学的倒錯
第十四章 災いと前兆:恐怖を来す  異常な現象の多発  キリスト教狂詩曲  イタリアの天変地異の続出  小アジアの激震
第十五章 アジアの使徒:ヒエラポリスのキリスト教徒  エフェソとメアンダー川の谷間  ファナティスムの両面  ユダヤ側の反撃が始まる  贋ネロ  黙示録の意識と形式  賢者ヨハネとは何者か  パトモス島との関係  病的なパレットの絵の具
第十六章 黙示録(アポカリプス):天国のイエスの姿  七つの封印を破っていくと  七つのトランペット  間奏  最後のトランペット  反ローマ権力  第二の獣とは誰か  挿話  最後の七つの災い  ローマをやり玉にあげる  謎解き  “バビロンは倒れた”  口から剣を突き出したキリスト  千年王国の到来とその後  最後の審判
第十七章 著書評価の推移:黙示録の人気の推移  鬼才の模倣画  来世、至福千年思想の発生  ペルシャから伝わった  子供っぽく、悪趣味  黙示録は危険な書物だ  暗いアンティテーゼ  科学の将来、永遠のハレルヤを歌うとき
第十八章 フラヴィウス家の即位:オトーの政治  毒をもって毒を制するつもりが  ヴェスパシアヌス、ティトスの動静  権力者に取り入るユダヤ人  ローマ崩壊の夢は消えた  骨肉あい食む抗争
第十九章 イエルサレム瓦解:戦闘開始  ヨセフスの所説  神殿の炎上  袋のねずみ
第二十章 イエルサレム壊滅の結果:史家ヨセフスのおぞましさ  華々しい凱旋式  理性とローマ法の勝利  ペテンは古代で必要だった  残党狩り、マサダの悲劇  ジュダイズムの行く末  普遍文化に寄与した?  ジュダイズムと神殿喪失  カトリック主義の改革

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内容説明

『イエスの生涯』『聖パウロ』に続く、ルナンの大著『キリスト教起源の歴史』第4部。西暦61年~73年を描く。皇帝ネロの狂気、ユダヤ教徒の内紛、キリスト教の迫害、ローマ帝国とのユダヤ戦争、エルサレムの陥落、そして黙示録の成立。壮絶を極めた時代を生き生きと描写する。「キリスト教が歩んだ全発展の道で、本書が扱った時期はかつて例のない異常な時期であった。…立ちはだかる目の前の怪物、悪の権化、これに対峙する善の権化すなわちイエス。…キリスト教は…ローマに制圧されたジュダイズムの枠を越えて、ますます自由に羽ばたき、独自の運命を辿っていく…。」(序文より)

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