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清沢満之の思想

清沢満之の思想

西洋哲学者が明かす清沢の宗教哲学の普遍性

著者 今村 仁司
ジャンル 思想 > 日本思想
宗教 > 仏教
出版年月日 2003/05/01
ISBN 9784409410745
判型・ページ数 4-6・250ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章 清沢満之の現代性:清沢満之の生涯と仕事/われわれにとっての清沢の意義/清沢満之との出会い/学道と行道の統一/精神主義
第一章 清沢満之と宗教哲学への道:西洋哲学との出会い/明治期仏教の危機と清沢満之/宗教哲学への出発/有規聯絡の概念

第二章 清沢満之の学問:清沢の仕事の概観/思想の構築/有機組織論/目覚めの構造―パラドクスとアポリア

第三章 智慧と覚醒:根本の撞着/知識と智慧/智慧と学知/覚者の満足あるいは円満充足

第四章 覚醒者の作法:目覚めの状態/アポリアと無限への通路/縁起論と覚醒/あるがまま(自然法爾)と満足/自利と利他

第五章 清沢満之における縁起の概念:縁起の理法/特殊人間的なもの/主伴互具論/法則性と因果性の区別

第六章 清沢満之の哲学構想:清沢満之の哲学/『宗教哲学骸骨』以前/『宗教哲学骸骨』における概念的組織

第七章 自我の欲望と暴力の現代世界:はじめに/人間の本質としての暴力/人間に内在する暴力/暴力に対する仏教的倫理/近代世界の現実

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内容説明

今村氏はデリダやアルチュセールなど西洋の現代思想の研究者であるが、現在刊行中の『清沢満之全集・全九巻』(岩波書店)の編集委員を務めている。明治の浄土真宗仏教者・清沢満之に今村氏は何故注目するのか。それは、『宗教哲学骸骨』などに書かれている清沢の思想(有機組織論、縁起論、無限論、精神主義など)が、ヘーゲルやレヴィナスに通じ、時代を越えて現代のわれわれに強く訴えるからである。今村氏は清沢の思想を、アポリアとパラドックス、無限への通路、自利と利他、学知と智慧、欲望の制限、目覚めの状態として把握してその重要性を深く掘り下げ、暴力に満ちる現代社会にあって人間の救済が清沢満之の教えに求められることを力説する。

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