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目次
精神医学と臨床心理学の架橋を目指す
内容説明
治療実践の第一線に立つ臨床心理士と精神科医の執筆陣がその豊富な臨床経験、具体的事例を通して、臨床心理学のいまを問う。
「臨床心理学は何よりもまず臨床現場から学ぶべき学問であり、臨床現場のための学問であるということをあらためて認識し、それをもう一度深く自覚すること、そして、現場の臨床家を本当に大切に考え、処遇することこそを、臨床心理学という学問の必須の課題として考えるべきだろう。……「大学臨床心理学」と「現場臨床心理学」のギャップが少しでも狭められ、対等な緊張関係へと成熟することを期待すると共に、熱い「臨床のこころ」を持った臨床家が、現場で生き生きと活躍できることを切に願ってやまない。」(渡辺雄三「おわりに」より)