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複数の沖縄

ディアスポラから希望へ

複数の沖縄

移動する民の島、希望としての沖縄論。ポストコロニアルの視点から沖縄の過去と現在の出来事とその意味に肉薄した画期的な論考集。

著者 西 成彦 編著
原 毅彦 編著
ジャンル 社会 > 国際政治
出版年月日 2003/03/01
ISBN 9784409240670
判型・ページ数 A5・440ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

暴れるテラピアの筋肉に触れる・西 成彦

Ⅰ 非対称の出会い
地域自立と石垣島:中村尚司/水兵たちと島人たち、あるいは<治外法権>の系譜学:石原 俊/沖縄社会の地縁的・血縁的共同性とハンセン病問題:中村文哉/<内国>植民地の誕生:仲里 効/<コラム>近代沖縄とシェイクスピア受容:鈴木雅恵

Ⅱ 海と人の動線
海南小記逍遥:原 毅彦/沖縄県の海外出漁:片岡千賀之/<コラム>南洋ノート――踊り:中程昌徳/「植民地は天国だった」のか:星名宏修/「小使」の位置:中程昌徳/<コラム>ブラジルへの沖縄移民史をめぐる二つの小説:淺野卓夫

Ⅲ 漂う人、流れる人
基地、都市、うた:東 琢磨/いくつもの「故郷」へ/いくつもの「故郷」から:崎山政毅/ブラジルの琉球芸能と主体の構築:森 幸一/<コラム>親子ラジオと島うた:高嶋正晴

Ⅳ 島々のプレゼンス
越境の前衛、林義巳と「復帰運動の歴史」:森 宣雄/奄美―<島尾の棘>を抜く:大橋愛由等/二〇〇一年夏 沖縄:大空 博/マルチニックから沖縄へ:西川長夫/ ヘテロトピアの沖縄:新原道信

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内容説明

世界を一つに閉じこめようとするグローバルな力に抗して、新たに浮上してきた沖縄の「移動性」と「複数性」。それは、台湾や南洋諸島への移住と出稼ぎ、南米移民、本土や奄美との往来など、琉球弧を特色づける「移動性」であり、基地・島歌・復帰と地域自立、さらには愛楽園や沖縄文学までを含みこんだ、単一の「沖縄史」に帰属できない「複数性」である。いまだ形の定まらない「沖縄の文化」さらには「人類の文化」への第一歩がここにある。さまざまな立場の著者がが、ポストコロニアルの視点から沖縄の過去と現在の出来事とその意味に肉薄した画期的な論考集。

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