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ヨーロッパ統合のゆくえ

民族・地域・国家

ヨーロッパ統合のゆくえ

東西ヨーロッパの第一線の研究者達による、21世紀最初のヨーロッパ全体を見渡したEU統合と民族・地域研究。

著者 宮島 喬 編著
羽場 久〓子 編著
ジャンル 社会 > 国際政治
出版年月日 2001/09/01
ISBN 9784409230350
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序・ヨーロッパの拡大において問われているもの  宮島 喬/羽場久 子
統合の運動の到達点――半世紀を経て/中・東欧の変動の10年――ヨーロッパ拡大の前提/何のための変化か――EU内の確執/統合の拡大とその問題点――中・東欧の求めるもの、 齟齬と課題/「来たる一〇年」を展望して
Ⅰ EUの拡大とヨーロッパの再編成  
ヨーロッパ統合の組織的変遷と次期拡大  若林 広
はにめに/ヨーロッパ統合の組織的変遷の挑戦/EUの次期拡大のヨーロッパ統合制度への特徴/機構改革交渉の合意点と評価/おわりに
EU・NATOの拡大と中欧――「境界線上」の民族――  羽場久 子
どこまでがヨーロッパか:「境界線上」の民族/EU・NATOの拡大一〇年/拡大に際しての問題点とコソヴォ空爆/「境界線上」の民族/ロシアの位置:「境界線」の外で/おわりに――二一世紀の展望
統合の深化と地域・民族問題――東方への拡大を踏まえて――  宮島 喬
ヨーロッパデモクラシーと人権の論理/国民国家の相対化と「地域」の概念/アイデンティティの四層構造へ/「国民国家」指向の惹起するもの/ナショナリズムとマイノリティ保護のはざまで/EU 接近のパラドックス/共通課題としてのロマ保護/移民問題が提起するもの/おわりに

Ⅱ ヨーロッパ統合の深化と課題 
ヨーロッパ統合とイギリス――イングランドにおける地域制度の成立――  若松邦弘
地域制度の改革/EUとイギリスの行政・自治モデル/地域制度確立の過程/EUの影響/おわりに――イングランドの地域をめぐる力学
EUと移民政策――「社会的ヨーロッパ」構築の過程とアクターの変遷  稲葉奈々子
「社会的ヨーロッパ」の希求/移民政策の変遷/EUの意思決定回路とアクター/国境を越える市民権構築の試み
地域的言語文化の新たな広がり  原 聖
はじめに/欧州レベルでの地域交流運動/地域的言語文化の振興/おわりに

Ⅲ 中・東欧にける進路の模索
ヨーロッパ統合とポーランド  小森田秋夫
政治エリートのコモンセンスと社会の不安/ヨーロッパ統合の四つの次元とポーランド/あるべきヨーロッパと現実のヨーロッパ/競争のヨーロッパと連帯のヨーロッパ/低くなる国境・高くなる国境
ヨーロッパ統合とバルカン――自立的な地域協力の可能性――  柴 宣弘
はにめに/「もう一つのヨーロッパ」の政治的変化/バルカンのさまざまな地域協力/南東欧安定協定とバルカン地域協力
ヨーロッパ統合とバルト三国――ヨーロッパ周辺地域の自立への模索――  志摩園子
はじめに/ヨーロッパ統合とバルト地域/バルト三国の安全保障――カリニングラードのゆくえ/下位地域協力の展開――カリニングラードとの共存/課題と展望

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内容説明

中・東欧へのEUの拡大と再編、地域・移民問題の高まり・・・東西ヨーロッパの第一線の研究者達による、21世紀最初のヨーロッパ全体を見渡したEU統合と民族・地域研究。

これまで、冷戦期におけるヨーロッパの西と東の分断の結果、日本でも、一般に西欧と東欧はまったく別々に扱われてきた。冷戦の終焉以降、東西の「ヨーロッパ」の統一と多様性の見直しが進んでいる現状を鑑み、日本でもEUの統合と拡大の問題を、西と東の各地域・各民族の側から扱う必要があるのではないか。そうした観点から、本研究は、1999年春に西欧と東欧の研究者双方に声をかけてはじめられた。(あとがきより)

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