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クィア物語論

近代アメリカ小説のクローゼット分析

クィア物語論

ゲイかレズビアンか、異性愛か同性愛かという二分化されたセクシャル・アイデンティティのあり方に異議申し立てをする。

著者 松下 千雅子
ジャンル 文学 > 海外文学・文芸評論
出版年月日 2009/10/01
ISBN 9784409140635
判型・ページ数 文庫・250ページ
定価 本体2,900円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序 章 クィア物語論                

第Ⅰ部  クローゼットの扉の前で――ヘンリー・ジェイムズのホモフォビックな語り

第一章 クローゼットの獣なんかこわくない?――サスペンス仕立ての「密林の獣」     
第二章 ライバルの死をめぐって――『ロデリック・ハドソン』における予示
第三章 どのストーリーにレズビアンがいますか?――『ボストンの人びと』のプロット分析     
 
第Ⅱ部 開かれたクローゼットの内側――ウィラ・キャザーの不安なオーサーシップ

第四章 ウィリアム・キャザー・Jr.の不安――ジェンダー、欲望、オーサーシップ    
第五章 父の誘惑――「ポールの場合」のエディプス読解    
第六章 だれが不倶戴天の敵なのか?――信頼できない語り手ネリー・バーズアイ

第Ⅲ部 見え隠れするクローゼット――アーネスト・ヘミングウェイをクィアする

第七章 インする批評/アウトする批評――ヘミングウェイ批評のクローゼット
第八章 「正しいセクシュアリティ」は語らない――「エリオット夫妻」における行為の内容
第九章 ホモセクシュアルな身体の表象――視点と海の変容          
第一〇章 エデンの園はどこにある?――原稿、編集、そしてアフリカ                                       

終 章 原稿は語り終わらない          

あとがき
引用文献  

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内容説明

近代アメリカ文学を代表する3人の作家――セジウィックらによりすでにホモセクシャルな欲望を論じられたヘンリー・ジェイムズ、レズビアン作家として知られるウィラ・キャザー、男性的異性愛のイコンとされてきたヘミングウェイを取り上げ、テクストが確かに喚起する性的な欲望と向かいあいながらも、フーコー、バトラーらをふまえ、その欲望が生成される過程や構造を分析する。ゲイかレズビアンか、異性愛か同性愛かという二分化されたセクシャル・アイデンティティのあり方に異議申し立てをする。

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