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ラシーヌ、二つの顔

ラシーヌ、二つの顔

ラシーヌ悲劇の根底にある特徴的な二重性を問う!

著者 山中 知子
ジャンル 文学 > 海外文学・文芸評論 > 海外文学評論
出版年月日 2005/02/01
ISBN 9784409140604
判型・ページ数 A5・430ページ
定価 本体3,900円+税
在庫 在庫あり
 

目次

Ⅰ ラシーヌと批評
<宿命>と自己認識/フェードルの悲劇――悲劇的世界観
Ⅱ ドラマツルギーの展開
《ラ・テバイード》――憎悪の愛/《アレクサンドル大王》――栄光の典礼劇/《アンドロマック》――<自我>と<超自我>/《ブリタニキュス》――挑戦の美学/《ベレニス》――<死>と<空無>/《バジャゼ》――シーニュの闇/《フェードル》――ポティファルの妻

Ⅲ ユダヤ的典拠――《エステル》《アタリー》をめぐって
《エステル》《アタリー》と聖書/《エステル》――救国の王妃/《アタリー》――バアルの娘

Ⅳ ラシーヌとモーリアック
<Un poisonneur pubklic>――公然たる毒殺者/<Un monstre de lucidit&#233;>――明晰の怪物

Ⅴ ラシーヌとポール=ロワイヤル
ラシーヌとポール=ロワイヤル

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内容説明

 

優れた創作者は、決して簡単に二つの引き出しに仕分けられるような人間を描かない。なぜなら、人間は、たがいに矛盾する逆説的な両面を合わせ持つのが普通で、そういうアンビバレンスを描ききってはじめて、人間が書けているということになるからである。しかし、ラシーヌの矛盾、逆説の幅は常識的範囲を超えている。その揺れ幅の大きさはどこから生まれるのか。ラシーヌ劇の中心理念を、人間は調停不可能な二つの矛盾した要求に引き裂かれた存在であるとする悲劇的世界観に結びつけて論じた意欲の論集。

 

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