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トーマス・マンと一九二〇年代

『魔の山』とその周辺

トーマス・マンと一九二〇年代

文学の巨人は、いかに〈転向〉したのか。新たなアプローチで迫る、マン研究の新局面。

著者 友田 和秀
ジャンル 文学 > 海外文学・文芸評論 > 海外文学評論
出版年月日 2004/05/01
ISBN 9784409140550
判型・ページ数 A5・287ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫僅少
 

目次

小説『魔の山』――ハンス・カストルプの物語
〈非政治的人間〉の政治遍歴――九二〇年前後のマン
一九二二年――〈転向〉をめぐって
『魔の山』と時代
昼と夜と―― 一九二〇年代後半のマン/魔法を解かれた山――マンとF・ G・ ユンガー
〈結び〉にかえて

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内容説明

ドイツ・ナショナリズムが高揚する一九二○年代、作家トーマス・マンは反デモクラシーからデモクラシー支持へと〈転向〉し、ファシズムに抵抗する。そこには、いかなる思想の変遷があったのか、マン自身の作品と時代の分析により精緻に解明してゆく。世界的作家の時代への「抵抗」と「闘争」に文学・政治的に迫る、現代にも通じるアクチュアルな論考。日本独文学会学会賞受賞。

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