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木下恵介の世界

愛と痛みの美学

木下恵介の世界

木下恵介の映像世界に昭和への郷愁が甦る

著者 佐々木 徹
ジャンル 美術・芸術 > 映画・映像
出版年月日 2007/05/01
ISBN 9784409100226
判型・ページ数 4-6・248ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第一章 映画監督・木下恵介の誕生――『花咲く港』と『陸軍』/第二章 高原をわたる風と雲――『わが恋せし乙女』そして『不死鳥』『新釈四谷怪談』/第三章 二つの喜劇――『お嬢さん乾杯』と『破れ太鼓』/第四章 女優・高峰秀子との出会い――『カルメン故郷に帰る』と『カルメン純情す』/第五章 叙情と郷愁――『二十四の瞳』と『野菊のごとき気味なりき』/第六章 女たちの闘い――『日本の悲劇』と『女の園』/第七章 少年たちの光と影――『少年期』『海の花火』『夕やけ雲』そして『惜春鳥』/第八章 歳月を超える愛と信頼――『喜びも悲しみも幾歳月』と『二人で歩いた幾春秋』/第九章 とこしえに母であること――『楢山節考』と『笛吹川』/第十章 近き隣人は愛せない――『永遠の人』と『風花』『死闘の伝説』/第十一章 未完の約束――『衝動殺人 息子よ』『この子を残して』そして『戦場の固き約束』

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内容説明

「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」「喜びも悲しみも幾歳月」などの作品で知られ、黒澤明監督らと並び称せられる戦後の日本映画を代表する巨匠、木下恵介。木下監督が描いた人の想いとは、無償の愛とは、一体どのようなものであったのか。木下監督の作品を詳細にたどりながら、監督の稀有な才能、そして現在の私たちが失いつつある美しい昭和の情景をつづり、木下作品の底を流れる人生観を明らかにする。

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