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公共空間の政治理論

公共性の条件をめぐって

公共空間の政治理論

公共性の成立条件を空間の視点から問う

著者 篠原 雅武
ジャンル 思想 > 日本思想
社会
出版年月日 2007/08/01
ISBN 9784409040898
判型・ページ数 4-6・250ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章
 第一節 公共空間とはなにか――問いの設定
   1 公共空間とは何か  2 境界について  3 公共空間の危機
 第二節 開けた閉域へ――公共空間のネオリベラル化
   1 アーレントの問いの現代的意義  2 自由化と公共空間の解体
   3 グローバリゼーションと無摩擦空間  4 均質空間における一体化

第一章 境界と分離
 第一節 境界としての空間
  第一項 ジンメルの空間論 
   1 距離と理知  2 距離と投げやり
  第二項 セネットの空間論
   1 共同体と公共空間  2 純粋な共同体と境界領域の空白化
   3 関わりの場としての外部)
 第二節 分離という問題
  第一項 空間の分離
   1 共同体から空間へ  2 分断と隙間
  第二項 アレグザンダーの分離批判
  第三項 ルフェーブルの分離批判
   1 分離と不均等化  2 均等化と階層序列化  3 分離の過程で生じる隙間

第二章 政治空間論――均質化と差異化
 第一節 ルフェーブルの空間論
  第一項 空間と政治
   1 空間は政治である  2 ポストモダン派の空間論
   3 空間における政治的抗争
  第二項 空間概念の概要と思考スタイル
   1 過程と複数性  2 ルフェーブルの思考スタイル
 第二節 日常生活批判から空間の政治理論へ
  第一項 日常生活批判
   1 日常生活批判における思考――過程的思考の始まり  2 日常生活批判の対象
   3 日常生活の変容  4 拘束のパラドックス
  第二項 空間の占拠と直接民主主義
   1 運動と理論  2 空間の占拠  3 運動体としての直接民主主義
 第三節 空間概念の政治化
  第一項 空間の変容――拘束の外部から抗争の拠点へ
  第二項 空間の政治
   1 空間の均質化  2 中心性の変容  3 空間の差異化――中心性の奪還

第三章 公共空間の政治
 第一節 公共空間の開放と制限
  第一項 現れの空間・境界・共通世界
   1 現れの空間としての公共空間  2 境界の二つの側面――開放と制限
   3 無際限の拡張を制限する境界
  第二項 境界をめぐる二つの議論
   1 合意のための圏の制限  2 共同体のアイデンティティを護持する排他的境界
  第三項 政治的問題としての帝国主義――膨張政策と国民国家の崩壊
   1 『人間の条件』から『全体主義の起源』へ――帝国主義論の位置
   2 資本輸出と膨張政策  3 権力の輸出と暴力の蓄積
   4 国民国家の無力と限界――不完全な公共空間をこえて
 第二節 公共空間と排除空間
  第一項 公共空間の危機――私有化される公共空間
   1 アーレントの境界的思考  2 境界の消滅  3 排除壁としての境界
  第二項 境界と停止――何も起こらない世界へ
   1 ゲーテッドコミュニティの境界  2 境界画定と亢進する恐怖
   3 危険の予防――責任放棄と危険の消去  4 耐え難いものに身をさらすこと
   5 隙間とほころびの空間

結論

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