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異郷の身体

テレサ・ハッキョン・チャをめぐって

異郷の身体

『ディクテ』とコリアン・ディアスポラであるその作者をめぐる多様な応答

著者 池内 靖子
ジャンル 思想
文学
出版年月日 2006/02/01
ISBN 9784409040782
判型・ページ数 4-6・290ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

Message in a Bottleを前にして  西成彦

境界に立つということ 池内靖子/複製技術時代の錬金術  井上まゆも/ 【エッセイ】 言葉と天蓋 鄭暎惠

母語の外へ ――『ディクテ』のエクソフォニー経験 長畑明利 /女たちのへどもど 西 成彦/〈語られる身体〉 から〈語る身体〉へ ――『ディクテ』における身体の諸相  金友子/【エッセイ】 わたしの東洋の骨が鳴る ぱくきょんみ

『ディクテ』にあらわれた脱植民地的言語と断片的構造 李貴雨【:イクィウ】(金友子訳)/中間地点で宙吊りにされて――『ディクテ』に関する韓国系アメリカ人の省察  エレイン・キム(井上まゆも訳)/不実な複製として――『ディクテ』における主体 リサ・ロウ(湊圭史訳)/ 【エッセイ】 痛み、白、石……  宇野邦一

チャの映像テクスト――「スクリーン は幽霊で溢れかえっているのです……」  池内靖子

あとがき 池内靖子

『 ディクテ』およびチャに関する文献リスト

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内容説明

ジェンダー、ルーツ、言語、身体。アイデンティティあるいはその表現について、多くの議論をよびつづける究極の実験的テクスト『ディクテ』とその作者であるコリアン・ディアスポラの女性アーティスト、テレサ・ハッキョン・チャへの応答の書。宇野邦一、リサ・ロウ、鄭暎惠ほか日米韓の気鋭論者の競作論集。日米韓の関連文献リスト付。

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