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インターセクショナリティ  新刊

インターセクショナリティ

現代社会の最重要概念、初めての解説書。

著者 パトリシア ヒル コリンズ
スルマ ビルゲ
小原 理乃
下地 ローレンス 吉孝 監訳
ジャンル 社会
出版年月日 2021/11/30
ISBN 9784409241448
判型・ページ数 4-6・382ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに 

第1章 インターセクショナリティとは何か? 
インターセクショナリティを分析ツールとして使用する 
インターセクショナリティという枠組みの核となるアイディア 

第2章 批判的な探求と実践としてのインターセクショナリティ 
批判的探究としてのインターセクショナリティ 
批判的実践としてのインターセクショナリティ 
探求と実践の相乗効果 
批判的であるとはどういうことか 

第3章 インターセクショナリティの歴史を整理する?
インターセクショナリティと社会運動アクティビズム 
インターセクショナリティの学術界への制度的統合 
その名前が意味するものとは? 

第4章 インターセクショナリティのグローバルな展開
インターセクショナリティと人権 
さらに詳しく――交差的な枠組みと人権政策 
インターセクショナリティとリプロダクティブ・ジャスティス
デジタル・ディベート─ インターセクショナリティとデジタル・メディア 

第5章 インターセクショナリティ、社会的抗議、そして新自由主義 
インターセクショナリティとグローバルな社会的抗議
国民国家における弾圧的転回 
安全保障化――誰もが直面する課題か? 
インターセクショナリティ、社会的抗議、そして極右ポピュリズム 

第6章 インターセクショナリティとアイデンティティ 241
ヒップホップ、インターセクショナリティ、そしてアイデンティティ・ポリティクス 
学術界におけるインターセクショナリティとアイデンティティの議論 
では、インターセクショナリティのために、どういったアイデンティティを? 

第7章 インターセクショナリティとクリティカル・エデュケーション
クリティカルな重なり合い─ インターセクショナリティと教育 
多文化教育、ダイバーシティ、そして都市部の公立学校
インターセクショナリティ、ダイバーシティ、そして高等教育 
インターセクショナリティ、クリティカル・エデュケーション、そして社会正義 

第8章 インターセクショナリティの再検討 
社会的不平等 
交差する権力関係
社会的文脈 
関係性 
複雑性 
社会正義 
締め括り 

訳者解説 
参考文献
索引 

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内容説明

交差性とは何か?

ジェンダー、人種、階級などいくつもの要因が絡み合う複雑な権力関係を捉える、現代社会の最重要概念、その初めての解説書。

「インターセクショナリティとは、人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティ、ネイション、アビリティ/ディサビリティ、エスニシティ、年齢などさまざまな要素の交差する権力関係と社会的立場の複雑性を捉える概念である。またこの概念に内在する精神(エートス)とは、社会的不平等や交差する権力関係を社会的文脈にそって分析し、抑圧が絡み合う社会構造の複雑性を紐解き、社会正義へと向かう批判的実践と批判的探求の関係性における相乗効果によって引き出され培われてきた政治(ポリティクス)である。」(監訳者解説より)

原著:Patricia Hill Collins, Sirma Bilge, Intersectionality, 2nd Edition, Polity Press, 2020

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