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マテリアル・セオリーズ  新刊

新たなる唯物論にむけて

マテリアル・セオリーズ

物質に回帰する理論の群れ

著者 北野 圭介
ジャンル 思想
出版年月日 2018/08/30
ISBN 9784409030998
判型・ページ数 4-6・306ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序 表象からものへ、ものから表象へ

Ⅰ ものをめぐる新しい思考

1 新しい唯物論の可能性とその限界――兆候としてのモノ
   +アレクサンダー・ザルテン

  ニュー・マテリアリズムの興隆とその起源 セオリーか兆候か
  アニミズムと資本主義の連関 死と時間の問題 イメージの循環と変化
  ものとのあるべき関係を探して

2 人新世とフェミニズム
   +飯田麻結+依田富子

  「人新世」をめぐる問題圏の拡がりと強度 ハラウェイの影響と継承
  思考不可能性という問題をどう立て直すか 誰が人新世を語ることができるのか

Ⅱ ポストメディア、ポストヒューマン

3 メディアテクノロジーと権力――ギャロウェイ『プロトコル』をめぐって
   +伊藤守、大山真司、清水知子、水嶋一憲、毛利嘉孝、北村順生

  ネットワーク化する権力と対抗運動 〈帝国〉とプロトコルの現在へ
  プロトコルへの戦術的応答 プロトコルはパワフルなのか
  『資本論』と人工生命 読解のための三つのポイント
  カルチュラル・スタディーズ、人工知能 技術決定論への回帰?

4 ポストメディウム理論と映像の現在
   +加治屋健司+門林岳史+堀潤之+前川修

   ポストメディウム理論の限界 マノヴィッチ/ベルール クラウスの批評戦略
   メディウム以降の美術 メディウム間の棲み分け

5 リダンダンシー・ハビトゥス・偶然性――ポストヒューマニズムの余白に
   +坂元伝+佐藤良明+リピット水田堯+山内志朗

  ポストヒューマンとリダンダンシー 接頭辞「ポスト」の行方
  「無意識」以後のit 創発性の建築空間
  エンボディメント(身体化)とは何か 「自由」というファンタジー

6 映画をめぐる新しい思考のために
   +宇野邦一+リピット水田堯

  フレームとは何か 映画における過剰なもの 身体の還元不可能性
  「見者」の身体 映画と精神分析

Ⅲ 「日本」をめぐって

7 日本哲学のポジショニング
   +檜垣立哉

  日本哲学の現代性 西田幾多郎の強度 ポストモダンと京都学派
  哲学と批評の交わらなさ マルチ・ナチュラリズム 未来のテクネー論へ

8 日本社会をいかに語るか――来るべきカルチュラル・スタディーズ
   +吉見俊哉

  バーミンガム学派の役割 カルチュラル・スタディーズとの出会い
  『思想の科学』とカルチュラル・スタディーズ 社会学とカルチュラル・スタディーズの関係
  アジアとの連携へ 敵と「添い寝」する戦略 グローバリゼーションの渦の中で
  「理論」の役割 流行思想からの跳躍 大衆文化とカルチュラル・スタディーズ
  日本近代の特殊性 日本に期待されるもの 「文化」を再定義する

あとがき――言葉の揺れのなかで

人名索引

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内容説明

物質に回帰する理論の群れ

新しい唯物論、思弁的実在論、オブジェクト指向存在論などの新しい現代思想をはじめ、21世紀のバズワードとなった人新世をめぐる議論、あるいはメディア論におけるプラットフォームへの着目、人文社会学における情動論など、今日、人文諸学の基礎理論の周りには、「物質」、「テクノロジー」、「情動」といった言葉がはげしく飛び交っている。世界的規模で爆発的に展開している、その潮流はどこから来たのか。そして、どこへ向かうのか。各分野をまたいで繰り広げられる、濃密な議論の応酬。

建築、美術、哲学、映画研究、フェミニズム、メディア論、社会学など第一線の研究者20名による、8本の討議が浮かび上がらせる、最前線の知の光景。

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