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フランスを問う   新刊

国民、市民、移民

フランスを問う 

ポピュリズム、レイシズム政治の言説に惑わされないために

著者 宮島 喬
ジャンル 社会
出版年月日 2017/08/20
ISBN 9784409230589
判型・ページ数 4-6・258ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序---「フランスを問う」視点

1 「イスラーム問題」の構築と移民社会――2015年パリ危機からその後へ
  事件の衝撃と「私はシャルリ」
  移民と第二世代の現在
 「イスラーム問題」の構築と逆風
  政治的ライシテと共生の危機
  反ユダヤ主義をめぐって
  対話ができるか---フランス人の宗教離れの問題
 
2 同時的に起こっているヨーロッパの危機と変動

3 ナショナルポピュリズムとそれへの対抗力――フランス大統領選の社会学から
               


4 オリジンを問わないということ――フランス的平等のディレンマ
  多様性、異質性のフランスから
  宗教への距離
  差異をどう扱うか
  「国民的選好」の名による差別
  公人たちの権利
  「人」か「場」か
  「外国人」から「移民」へ---視点の移行の意味するもの
  移民第二世代にとっての問題
  エスニック統計をめぐって

5 フランスの移民政策の転換――“選別的”政策へ?
  グローバリゼーションのなかで
  職種の移民の「継続的注入」
  高度技能者の優遇へのかじ取り
  「経済的移民五〇%」という目標
  「選別なき移民」から「選別的移民」へ
   統合を受け入れの条件に
   国外退去者の増加
   移民第二世代の労働市場上の位置
   結語に代えて---問題
 
6 若者と移民第二世代の雇用と福祉
               

7 フランス人とは何か――パトリック・ヴェイユを読む
  「フランス人」の構築、脱構築
  血統主義から生地主義へ
  ヴィシーと「フランス人」
  平等、統合---レイシズムに抗する

デラシネとしての移民? ――バレース、デュルケム再考、ノワリエルを通して
  「生粋フランス人」対 移民
  「恥ずべきオリジン」としての移民
  「根こぎにされた者」、ユダヤ人など
  デュルケムと「事件」
  異質である者が生む連帯
  中間集団が人を解放し、つなぐ
  「ナシオン」の概念と変遷---移民の包摂、または排除
  結び

あとがき
付録

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内容説明

パリ同時テロ事件から2017年5月のマクロン大統領誕生へ。
フランス社会は、移民をどう受け入れ社会に統合していくのか。国民戦線などのナショナリズムにどう抗していくのか。
経済危機、失業、政治変動のなかで、フランス統合問題が問われている。
国民、市民、移民の問題を、19世紀にまでさかのぼり、さらに現在のヨーロッパの問題までを考察する。

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