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アジアびとの風姿  新刊

環地方学の試み

アジアびとの風姿

人びとの夢のありかは、アジアだった!司馬遼太郎、光永星郎、徳富蘇峰、石光真清、狩野直喜…ここに知ってほしい人びとがいる

著者 山室 信一
ジャンル 思想
歴史
シリーズ 近現代アジアをめぐる思想連鎖
出版年月日 2017/04/20
ISBN 9784409520666
判型・ページ数 4-6・392ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに


第一章 アジアびとの風声―司馬遼太郎の足音 
 一 愛憎相反する想い
 二 司馬さんとの機縁----「天涯比隣」と一枚のハガキの重み
 三 司馬文学の原郷へ----満洲体験とアジアそして国家
 四 アジアとは何か、日本はアジアか
 五 「アジアびと」への道程
 六 懐かしき未来へ-----「アジアびと」の明日とは
 七 人間存在の歌びと、永劫の旅人は帰らず、されど…


第二章 熊本びとのアジア―ひとつの「環地方学」の試み 
 一 もう一つの坂道を歩んだ熊本びと
 二 熊本とアジアのつながり
 三 空間の心理的距離と交通手段
 四 藩校時習館の漢学と刑法学---木村韡村と門下生
 五 竹添進一郎と中国・朝鮮
 六 熊本における東洋語学教育
 七 漢学から中国学へ-----狩野直喜と「京都支那学」
 八 中国文学・哲学通史の先駆-----古城貞吉と宇野哲人
 九 アジア連帯----長岡護美の興亜主義
 一〇 世界政府構想----津田静一の「宇内共和」論
 一一 台湾領有と開拓----古荘嘉門と熊本国権党
 一二 台湾統治における旧慣調査---岡松参太郎と狩野直喜
 一三 岡松参太郎の「蕃族・番族」調査と石坂音四郎の「旧慣立法」起案
 一四 大津麟平の「理蕃策原義」
 一五 朝鮮語学習と熊本びと
 一六 朝鮮における熊本びとの新聞事業----安達謙藏と芥川正
 一七 熊本国権党と新聞事業-----『朝鮮時報』『漢城新報』『平壌新報』
 一八 閔妃殺害事件とは何か
 一九 閔妃殺害事件の結末
 二〇 閔妃事件後の熊本びと-----田中賢道・菊池謙譲・松村辰喜・佐々正之
 二一 京城日報社の熊本びと-----徳富蘇峰・阿部充家・中村健太郎
 二二 朝鮮における教育・開発事業-----真藤義雄・渡瀬常吉・渡辺豊日子
 二三 東洋学館と大阪事件-----宗像政と日下部正一
 二四 漢口楽善堂と日清貿易研究所
 二五 宗方小太郎と佐野直喜そして井手三郎・前田彪
 二六 未踏の地へ、そして殉難と実業----松田満男・緒方二三・古荘弘
 二七 ジャーナリスト列伝----島田数雄・奥村金太郎・西本省三・平川清風・吉岡文六
 二八 従軍記者から広告界の開拓へ----光永星郎
 二九 「支那通」と呼ばれた熊本びと-----池田信雄・片山敏彦・澤村幸夫
 三〇 「東学」と「教習」そして国際親善-----中島裁之・中島半次郎・内堀維文
 三一 北方のアジア-シベリア、満洲へ----上野岩太郎・可徳乾三・阿倍野利恭・上田仙太郎・石光真清
 三二 環地方学の試み

あとがき
索引

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内容説明

司馬遼太郎や徳富蘇峰、中国学の狩野直喜や台湾慣習調査の岡松参太郎、電通創業者の光永星郎、諜報活動に従事した宗方小太郎や石光真清、日本人教習の中島裁之や中島半次郎など、アジア各地を自らの故郷と思い、生死の場としたあまたの人びとの軌跡が、ここに蘇る。日清・日露から台湾統治、韓国併合、満洲国建国の時代、これらの人びとは、近代のあるべき姿をどう思い描いたのか。閔妃暗殺事件、新聞発行、日本語教育など、深く歴史にかかわりながらも歴史の陰に埋もれた「アジアびと」の姿を描き出す。

同時刊行『アジアの思想史脈』

 

★著者のメッセージ

人びとの夢のありかは、アジアだった

アジア各地を自らの生死の場とした人びとの軌跡が、ここに蘇る。

いま、異郷や故郷を思って生きる人びとにおくる。

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