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東京ブギウギと鈴木大拙  新刊

東京ブギウギと鈴木大拙

内田樹氏推薦! 大拙の息子にして「東京ブギウギ」の作詞者・鈴木アラン勝。その知られざる人生を初めて描く傑作ノンフィクション。

著者 山田 奨治
ジャンル 社会
教育
宗教
歴史
出版年月日 2015/04/20
ISBN 9784409410813
判型・ページ数 4-6・250ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章

第1章 出生の秘密
もらわれてきた子/大拙の両親/参禅時代/下積み時代/大拙の女性観/大拙の結婚/ビアトリスとおこの/「大拙日記」のなかのアラン/大拙の扶養家族

第2章 不良少年
格子なき牢獄/大拙の不安/大拙の教育観/親の望み/荒れるアラン/女遊びのはじまり/大拙の性欲論/高野山での「幽閉」/繰り返された非行

第3章 秀才の片りん
日米学生会議/アラン、禅を語る/城山三郎の誤解/二度目の日米学生会議/アラン、日本的なるものを語る/大拙の無関心/二筋の赤い糸/ビアトリスの変調/恋多き男/隠されてきた事実/母の死/大拙の追慕/最初の結婚/上海へ

第4章 東京ブギウギ
上海/池真理子との再会/「東京ブギウギ」誕生/二度目の結婚/アランの酒癖/式場隆三郎との出会い/突然の別れ/大拙の憂い

第5章 大拙とビート世代
アメリカの「きょうだい」たち/超絶主義の下地/初期の伝道/英語による禅/禅と画家の接触/ビート世代の誕生/知名度を上げる大拙/碩学の変化/サンフランシスコ・ルネサンス/大拙、ブレイクする/『オン・ザ・ロード』/アメリカのダルマ・イヤー/「シカゴ・レビュー」禅特集の文脈/『ザ・ダルマ・バムズ』/一期一会の対話/ビートと禅の決別

第6章 不肖の息子
その間のアラン/大拙の帰国/事件/アランの寂しさ/「不肖の息子」のレッテル/大拙の死/親子関係再考/大智と大悲/父と子

あとがき

参考文献
関連年表

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内容説明

たいへん面白く、一気に読んでしまいました。

鈴木大拙という武士的風貌の思想家の弱く、やわらかい部分に触れていて、

大拙への親近感が一層深まりました。――内田樹

* * *

親子はなぜすれ違ってしまったのか…。

知の巨人・大拙の息子にして「東京ブギウギ」の作詞者、鈴木アラン勝。

その知られざる波瀾の人生を丹念に取材し、父としての大拙を初めて描き出す傑作ノンフィクション。

「ここには成人したアランの、大拙の仕事に対するみかたが明確にあらわれている。父がやっているような日本の精神文化や伝統的なことは、彼にとっては「骨董品的存在」なのだ。それはそれとしてこれからも存在するだろうが、現代社会が求めるものとは異なる。自分は父とは違う道を行く――これがアランの意思だったと思う。」(本書より)

序章(PDF)→

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