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司馬遼太郎 東北をゆく  新刊

司馬遼太郎 東北をゆく

震災後、真の復興の根底に敷かれるべき思想をもとめて読み解く、司馬の東北紀行。

著者 赤坂 憲雄
ジャンル 思想 > 日本思想
文学 > 日本文学・文芸評論 > 日本文学エッセー
民俗
出版年月日 2015/01/30
ISBN 9784409160978
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第一章 陸奥のみち―青森県東部~岩手県北部

そこは蜜と乳の流れる山河になっていたかもしれない
聖人も将軍も武士も商人もみな泥棒である、という
南方憧憬となつかしい移民史が交わるとき

第二章 羽州街道―山形県内陸部

その城下町には江戸時代の闇が残っていた
封建的な良心と閉鎖主義がいまに尾を引いている

第三章 仙台・石巻―宮城県海岸部

この藩は沃土のうえに安住して殖産興業をおこたった
宮城野で南へ、北へのまなざしが交錯する
景色とは遠きにありて想うべきものだ、という

第四章 秋田県散歩―秋田県沿岸部~北部

西行は象潟を絵画にし、芭蕉は音楽にした
植民地という、異物のような言葉が転がっていた
東北の武士たちに捧げられたオマージュとして

第五章 白河・会津のみち―福島県中通り~会津

「奥」の地政学の見えない呪縛のなかに
イデオロギーに支配されて、人間は幸福か
ついに見えない中心、会津にたどり着いた

第六章 北のまほろば―青森県津軽~下北

この寂しさの砂の下に、中世の都市が眠っている
日本人は多様な血をもっている、それが誇りだ
会津も斗南も、やがて遠い世になろうとしている

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内容説明

イデオロギーの専制を超えて、人間の幸福を問いつづけた司馬遼太郎は、大きな旅の人であった。その人は見つめようとしていた、東北がついに稲の呪縛から解き放たれるときを。たとえば、異なる原理の思想をもって、蜜と乳の流れる山河への可能性がひらかれるときを。いくつもの東北へ。いま、それぞれの道行き。

はじめに(PDF)→akasaka_hajimeni.pdf

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