ホーム > シベリア抑留者たちの戦後

シベリア抑留者たちの戦後  新刊

冷戦下の世論と運動 1945‐56年

シベリア抑留者たちの戦後

冷戦下で抑留問題はどう報じられ、論じられたか。新資料をもとに再構成し、歴史の真実に迫る

著者 富田 武
ジャンル 歴史
出版年月日 2013/12/20
ISBN 9784409520598
判型・ページ数 4-6・278ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第一章 シベリア抑留概観

 第一節 日ソ戦争―捕虜と抑留者
  1 ソ連参戦と捕虜連行
  2 ソ連のジュネーヴ条約違反

 第二節 収容所の運営と虜囚生活
  1 収容所の機構と運営
  2 居住・衛生・給食
  3 労働と賃金

 第三節 反軍闘争と「民主運動」
  1 捕虜に対する政治教育
  2 「民主運動」―ハバロフスク地方を中心に
  3 ナホトカの「人民裁判」

 第四節 帰還者と死亡者
  1 ナホトカから舞鶴へ
  2 舞鶴における米ソの攻防
  3 冷戦の中での宣伝戦
  4 抑留者・帰還者・死亡者
  補 二〇〇〇年一二月公開の外務省文書が示した真実

第二章 抑留報道と帰還者運動

 第一節 『毎日新聞』の抑留・帰還報道
  1 情報貧困期(敗戦から一九四六年末まで)
  2 引揚開始・情報流入期(一九四七―四八年)
  3 冷戦亢進・運動対立期(一九四九―五〇年)
  4 第二次引揚期(一九五三―五六年)
  補 時事通信社の世論調査

 第二節 帰還者の国会証言と論争
  1 「徳田要請」問題と菅季治
  2 親ソ派の証言
  3 反ソ派の証言
  4 転向者の証言

 第三節 帰還者と家族の運動
  1 初期の帰還促進・支援運動
  2 共産党系に対抗する保守派
  3 保守派主導の運動

第三章 日本共産党と帰還者運動

 第一節 共産党の帰還者対策
  1 静観から生活擁護・帰還促進へ
  2 党員獲得と帰還者の再教育

 第二節 共産党系の団体
  1 ソ帰同の発足
  2 ソ帰同の戦闘化
  3 日帰同改組と衰退

 第三節 共産党とモスクワ
  1 帰還に関するソ連への要望
  2 コミンフォルム批判以降

第四章 シベリア抑留者群像

 第一節 ソ連エージェント
  1 ハルビン憲兵隊通訳阿部幸一
  2 関東軍参謀志位正二少佐の謎

 第二節 ソ連残留者たち
  1 ノモンハン戦争捕虜残留者
  2 カラガンダ残留者阿彦哲郎

 第三節 抑留の語り部たち
  1 高杉一郎
  2 内村剛介
  3 高橋大造

このページのトップへ

内容説明

抑留問題は実態解明がまだまだ不十分である。本書は、従来手つかずだった抑留者及び遺家族の戦後初期(1945-56年)の運動を、帰国前の「民主運動」の実態や送還の実情も含めてトータルに描く。帰還者団体の機関紙、日本共産党文書、ロシア公文書館資料、関係者へのインタヴューをもとに実証的に分析したものである。シベリア抑留史のみならず戦後史としても貴重な研究であり、待望の一冊といえる。

Siberia.pdf←クリックで「はじめに」が読めます(pdf332KB)


●本文中に間違いがございました。訂正してお詫びいたします。

90頁6行目 長谷川宇一大佐(関東軍情報部長)→報道部長
220頁中(4) 小野寺寛郎→小野田

このページのトップへ

関連書籍

戦艦大和講義

戦艦大和講義

戦艦大和は神である

著者:一ノ瀬 俊也
 
 

このページのトップへ