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隣人が敵国人になる日

第一次世界大戦と東中欧の諸民族

隣人が敵国人になる日

帝国崩壊は、民族に何をもたらしたか。東中欧の「未完の戦争」の行方を追う。

著者 野村 真理
ジャンル 歴史 > 西洋史
シリーズ レクチャー 第一次世界大戦を考える
出版年月日 2013/09/23
ISBN 9784409511206
判型・ページ数 4-6・150ページ
定価 本体1,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第1章 民族主義者の思惑
 1 ポーランド問題 
2 ウクライナ問題

第2章 民衆の困惑
 1 ポーランド人民衆の沈黙
 2 ウクライナ人農民の悲劇 

第3章 ガリツィア・ユダヤ人の困難 
1 民族のはざまに生きるユダヤ人 
2 ユダヤ人の孤立

第4章 隣人が敵国人となる日
 1 一九一八年ルヴフ-----ポーランド人とウクライナ人
 2 ハプスブルク神話

おわりに----未完の戦争

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内容説明

言語や宗教の異なる諸民族が複雑に入り組む東中欧。

いまだ国民国家を想像できない民衆の戦争経験とは。

さらなる大戦後の帝国崩壊は、民族に何をもたらしたか。

東中欧の「未完の戦争」の行方を追う。

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