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中国イスラーム哲学の形成

王岱輿研究

中国イスラーム哲学の形成

イスラームと中国の文明接触を哲学レベルで解明し、その歴史を実証的に探求する。

著者 堀池 信夫
ジャンル 思想 > 東洋思想
歴史 > 東洋史
出版年月日 2012/12/18
ISBN 9784409041048
判型・ページ数 A5・582ページ
定価 本体8,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章
第一章 イスラームの中国展開
  第一節 唐代のムスリム動向の概観
  第二節 宋代のムスリム動向の概観
  第三節 元代のムスリム動向
      1.概観  2.スーフィズムについて  3.スーフィーの中国流入  4.元代の天
      文学  5.元代の地理学  6.回回国子学とイスターファ
  第四節 明代のムスリム動向
      1.概観  2.先農について  3.胡登洲とその後継  4.経堂教育について
第二章 中国ムスリム知識人の動向---明代まで
  第一節 李彦昇
  第二節 李珣
  第三節 蒲寿宬
      1.蒲寿宬について  2.『心泉学詩稿』について
  第四節 賽典赤贍思丁
  第五節 伯顔(師聖)
  第六節 贍思
第七節 薩都刺
  第八節 丁鶴年
  第九節 伯顔(子中)
  第一〇節 海瑞
  第一一節 李贄
      1.ムスリムとしての李贄  2.李贄『老子解』考
  第一二節 非儒教系知識人の動向
      1.概観  2.『省迷真原』初探  3.『省迷真原』再探
第三章 王岱輿研究
  第一節 王岱輿について
1.王岱輿と張中  2.王岱輿小伝
  第二節 王岱輿の「真一」
  第三節 王岱輿の「数一」
  第四節 創造と光
1.「真一」の「無干」性  2.創造  3.能有と光
 第五節 『清真大学』の三一構造
1.『清真大学』の篇次構成  2.「題綱」について   3.「真一」の三段階4.「数一」の三段階  5.「体一」の三段階   6.三関逆行      7.「総論」について   8.おわりに
第六節 「無極」と「太極」
      1.「無極」「太極」の借用  2.『正教真詮』の「無極」「太極」  3.朱陸の「無極太極」論争  4.その後の「無極・太極」5.おわりに
  第七節 「真賜」と「明徳」――「知」の位相――
      1.「イマーン」  2.「真賜」  3.「明徳の源」  4.王岱輿の「明徳」  
      5.「明徳」の諸相 6.おわりに
 
補章 中国イスラーム哲学者小列伝
第一節 張中
      1.張中について  2.『帰真総義』について
  第二節 伍遵契
  第三節 馬注
      1.馬注小伝  2.馬注の思想
  第四節 劉智
      1.劉智小伝  2.『天方性理』略述
  第五節 馬徳新
      1.馬徳新小伝   2.『性理第五巻註釈』と『大化総帰』
  第六節 馬聯元
       1.馬聯元小伝  2.『天方性理本経注釈』について
あとがき
索引

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内容説明

イスラーム哲学vs中国哲学  対決・調和・熟成

イスラーム思想はどのように東漸し、中国はそれをいかに受容し、そしていかにして新たな哲学を形成したのか。イスラームと中国の文明接触を哲学レベルで解明し、その歴史を実証的に探求する。

中国へのムスリム進出は唐代まで遡る。時を追って、漢化・中国化したムスリムは儒教的士大夫教育を受けて官界進出するものを輩出するようになった。そして明代末期になると、中国の伝統思想をふまえて漢文・中国語でイスラーム的言論を展開する知識人・哲学者があらわれてくる。中国イスラーム哲学者(回儒)の登場であり、中国イスラーム哲学がその相貌をあらわすのである。儒教的中華帝国体制下にあって、彼らはイスラームをどのように考え、その教義・理念の理解をどのようにして維持・継続しつつ、まったく新しい独創的な思想世界を中国において形成したのか? とりわけ本書では中国の伝統思想に正面から激突し、高度な思弁的達成を遂げた最初の中国イスラーム哲学者王岱輿を中心に、中国イスラーム哲学の形成と展開を探る。刻々進展する回儒研究待望の書。

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